出荷調整とは?
ピアノは、チェンバロやクラビコード等18世紀に使われていた鍵盤楽器が元になり、19世紀に現在の形に発展した楽器です。弊社で取り扱うヨーロッパの最高級ピアノはそのブランドの個性を守り演奏者の表現を敏感に再現し、その品質を永く維持するため、気候の変化に強いプラスティック等の新素材を使用せず、部品の多くが19世紀から変わらぬ木中心とする天然素材が使われています。そのため気候の変化に反応し、鍵盤やアクション等の寸法が変化してしまうことがあります。寸法等が変化してしまうと、メーカーが本来意図する響きや、演奏者の微妙なタッチコントロールによる音色の変化等、楽器の持っている能力が充分に発揮できなくなってしまいます。
ドイツやフランスは日本から遠く離れていますので、ピアノを運んでくる過程やヨーロッパとの気候の違いにより狂いが生じます。この狂いを、ピアノ本体を日本の気候になじませた状態で、熟練したピアノ技術者がドイツ工場出荷時の基準に戻す必要があります。これが出荷調整です。








