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2008.04.29 社長のブログ7:ピアノの違いを分かってほしい


確かにお宅にお持ちのピアノは殆んどが「ヤマハ」か「カワイ」で、演奏会場にあるピアノはスタインウェイ社がおっしゃるように、95%までは「スタインウェイ」で、選択の余地が大変少ないのが、現状であります。そして、たまたま、それ以外のピアノがあると、「弾きにくい!」、に始まって、「鍵盤の感触が気に入らない!」、「ペダルが重過ぎる!」、などなど、ピアニストや先生方から、苦情を沢山頂きます。でもこれは正しいことでしょうか?
音楽を奏でる人はロボットではありません。ピアニストは、個性豊かで、想像力も豊富な、人を驚かせたり感動を与える演奏者でなければなりません。いつもそういう同じピアノで練習をしていて、工夫する知恵がついたり、豊かな個性が育つとお考えですか?
残念ながら、日本には、選択肢が少なかったと思います。そもそも、ヤマハやカワイが世界一のピアノで、他に何も必要ないと思ってきたのですから。

私は一貫して、「他のいいピアノもありますよ!」といい続けて、20年が経ちました。
ようやく、良いピアノの一角に、我々の推奨する「ベヒシュタイン」「ザウター」それに「プレイエル」が入るようになりました。
プレイエルのフルコンは、2006年に日本第1号で、ザウターもフルコンは今年が第1号として納入されます。夫々、「東京芸術センター」と「神戸芸術センター」です。
東京と神戸の芸術センター両方で、フルコンが全部で、7台納入されています。東京芸術センターのラウンジには、2台グランドがあります。この9台の中に、スタインウェイもヤマハもカワイもありません。
私も“へそ曲がり”だと言われますが、この「芸術センター」オーナーの村井敬社長(東大大学院卒の建築家)も輪をかけて“へそ曲がり”かもしれません。こんなホールは世界にもありません。“ショパンやリストをはじめ作曲家が使用したピアノを集めたい”、というこの方の見識も十分聴くに値します。
特に「神戸芸術センター」は、130席の小ホールが3つもあります。利用料金も、比較的安く設定されております。大変使い勝手が良いと思いますので是非とも利用してください。
(新神戸駅・歩3分 芸術センター総合受付:0570-010161)

さて、本題に戻って、“ペダルが重かったら、あなたはどうしますか?”
そう、いろいろ工夫をしてみることです。人それぞれ工夫の仕方が違います。
「ペダルは耳で踏むものだ」と言われます。踏むタイミング、力の入れ具合、靴の底、座る高さ、位置、足の角度、踵に台を置いてみる、などなど工夫が出来ます。
だから、ピアノは楽しいのです。つまり、ピアノの演奏は「筋肉運動」ではなく「哲学」なのです。(因みに、哲学とは、“知恵を愛する”という意味です。)

今年のコンクール出場の方々の一人でも多くの方が、先生の焼き写しではなく、知恵を使って、楽しんで演奏をされることを期待いたします。その為には、是非、いろんなピアノを楽しんで弾いてみることが肝心です。