お茶の水女子大附属小 | 如水会館
![]() (お茶の水女子大付属小学校玄関) ![]() (お茶の水女子大学付属小学校音楽室) |
修理に至った経緯:お茶の水女子大学に保存されているベヒシュタインピアノは、関東大震災の翌年に生徒の親から附属女学校(現附属高等学校)に寄贈されたものだった。 震災にあった後だったからこそ、「子供たちに最高の音楽を愉しませてあげたい」という思いがあったからかもしれない。以来10数年前まで音楽の授業で実際に使われていたが、さすがに痛みは激しくあちこち塗装も剥がれ落ちていた。このままでは廃棄されてしまう、そんなベヒシュタインの窮状を生徒が高校の校内新聞で訴えたのがきっかけで、卒業生の寄付で全面修復することが決まった。 2002年ユーロピアノは修復作業の依頼を受け、修復作業には9ヶ月要した。弦もすっかり張替えられ、塗装も天然顔料で塗り替え、譜面台も当時のデザインを活かし修復した。現状ピアノの評価:お茶の水女子大付属小学校・音楽教室に置かれたベヒシュタインは子供たちがいつでも弾くことができる。 生徒企画の恒例のミニコンサートや2010年1月ニューイヤーコンサートとして卒業生でベヒシュタインピアノを使ってコンサートを行い、100名近くのかたがたがこの音楽室に集まったという。今でも大活躍している。「本物との出会いは子供また人を飛躍させます。80年の歳月のつながりを大事にしてほしい」完成お披露目コンサートには戦前にこのピアノを使って子供たちに教えていたという老齢の音楽の先生も顔を見せ、「昔と変わらない音だった」と感慨深げな様子であったという。 コンサート記録:平成17年 小坂圭太と中川賢一の両教員によるベヒシュタイン ピアノ修復記念コンサート お茶の水女子大学講堂 2010年1月 ニューイヤーコンサート |
ピアノは八王子の工房に移動され、寸法の精密測定の後、完全に解体された。
調律をするチューニングピンが植わるピン板と呼ばれる板を交換する為、専門的な修理が必要だったからだ。
ピアノの弦の総張力は約20tにも及ぶ。
約80年使用されたピアノの場合、チューニングピンが弦の張力で引っ張られ、亀裂が入ることがある。
このピアノも例外なく、ピン板にダメージが認められた。
――当時の音を再現して子供たちに届けたい。
こうして、このピアノの修復が始まった。
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![]() ベヒシュタインモデルE(1923年製) ![]() |
修理に至った経緯:一橋大学ではベヒシュタインコンサート・グランドピアノがあまり使用されずに大学の片隅にあったが、折角の資産なので有効に使おうと同窓生の“立野さん”からの提案があり、大学側と話し合い修理することになりました。 ユーロピアノでは2003年に、このベヒシュタインピアノを弦・ハンマー交換・アクション等を交換し、響板の修復作業を施しました。 修理・納品後、ピアニスト野島稔氏の助言・指導の下、6人のピアニストにより100時間の弾きこみをして調整し、このピアノは半世紀ぶりに蘇りました。 また、プロのピアニストでも口コミで「如水会館に古いベヒシュタインが設置されており、借りて演奏することが可能」と利用され、大変ご満足されている様子です。 |