アクション修復

2009年5月17日(日)

小淵沢のT先生のスタジオのベーゼンドルファーのアクションを引き上げてから、完成迄に随分時間がかかってしまったが、先月末漸く一段落させることができた。

アクションを工房に運び入れ、実際修理に取り組もうとした物の、途中で(製作されてから日本に送られてくる迄の間に)、どうも妙な修復がされてしまったらしく、アクションの鍵盤とハンマーの運動比率がどうにもおかしかった。それを、図面におこし、理想的であろうタッチを探し出す迄、計算と実験を工房でM君は繰り返し、文字通りアクションの切り貼りをした。漸く方向性が定まり、ひとまずの目処がつき、現地にアクションを運び入れた。

現地では、先ずは木工作業から始まった。アクションをスムースにピアノに入れる為にピン板の加工が必要で、削り込みの粉塵が飛び散らないよう工夫しながらの作業。
現地での作業は工房での作業とは勝手が違う。

Bosendorfer Imp. Stimmstock rep.

その間に、再度鍵盤の加重調整をし、漸く通常の整調作業に。
朝から作業を開始したが、すっかり回りは暗くなった。今日中にアクション関係の調整は終わらせないと、明日整音迄できないから。。と言う事で。なんとか目標地点迄やりきった。

Boesendorfer Imp. regulation

翌日は朝7時から作業を開始し、調律、整音を。
このピアノはバックハウスが使っていたらしいという事だったが、仕上がりが見えてくると、重厚な響きとして織り上げられる音色の空間に圧倒される我々がいた。
ピアノは色んな事を教えてくれる。3大ピアノとは良く言ったものだ。

Boesendorfer Imp. Stimmung

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