C.Bechstein K B/O(1936年製) : ベヒシュタインK 黒艶消し

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人気のベヒシュタインK(1936年製)入荷しました!

 

概要:ベヒシュタインK(1936年製)

モデル名 ベヒシュタインK
仕様 黒艶消し
サイズ 幅:151㎝
奥行:158㎝
価格 ¥5,346,000
状態 中古
展示 赤坂ベヒシュタインセンター

展示写真:ベヒシュタインK

ベヒシュタインの中でも特に人気の高いK。奥行158㎝のベヒシュタインベビーグランドには、色とりどりの表現の可能性を秘めています。その秘密を探っていきましょう。

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今回入荷したKはベヒシュタイングランドでは珍しい黒艶消し外装です。通常の鏡面艶出しのピアノはとても存在感が大きく、部屋の主役としてその空間を支配します。しかしこの艶消し仕上げは圧迫感がなく、部屋のオブジェとして溶け込み、日常空間が自然な形で音楽と寄り添う雰囲気を味わえます。
また、屋根内側も艶消し仕上げとなっており、鏡面仕上げに比べ音の反射が幾分抑えられます。従って音全体の印象も同じK型同士比較すると柔らかみを帯びた傾向となっています。

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ベヒシュタインの代名詞であった総アグラフ設計。これは高音弦側の弦をアグラフと呼ばれる玉で1音ずつ止める方法です。アグラフの位置を決めるのが難しく手間のかかる作業。1音毎に玉止めをすることで、打弦された音が鉄骨を伝わって他の弦に共鳴する具合を減らし、1音1音の分離感を高めています。分離が良いと各音の輪郭がはっきり分かるため、旋律・複旋律・バスなどの声部の弾き分けがし易くなると同時に、その響きの中から立体的で奥行きある音楽作りのヒントを得ることが出来ます。

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これはチューニングピンを固定しているピン板です。現代のピアノはピン板がフレームで覆われていますが、この時代のベヒシュタインは木材がむき出しになっています。堅いカエデの木から作られるピン板ですが、カエデ材は銃で撃っても貫通しないと言われたほどの強度があり、王室の扉などにも使われていました。

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鉄骨は固有振動を持たないネズミ鋳鉄で作られます。特定の周波数の音だけに鉄骨が反応して音色に影響を与えることを防ぐための工夫です。
また弦振動を響板に伝えるコマには堅いカエデの無垢が使われます。無垢駒は弦の振動を素直に響板に伝える為、派手でエネルギッシュな音というより、どちらかというと朴訥とした飾らない素直な音が生み出されます。天にも昇るような崇高で美しい音も、地獄のような邪悪で汚い音も、気持ちと弾き方次第で思いのままに音色が変化します。

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ピアノを支える支柱です。上が1936年製のKで下が現代のピアノ(ベヒシュタインB160)です。Kの支柱は平行に張ってあるのに対し、B160は放射状になっているのが分かります。放射状に張るとピアノのケース全体を捻じ曲げる力が働くためケースに強いテンションがかかり、タメの効いた力強い音を出す作用を生みます。今回の古いKはピアノを捩らず、側板の構造もローテンションになっていますので、弦振動のエネルギーをダイレクトに放出します。そのため音の立ち上がりが早く、生のままの音色の変化を体感できます。

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1936年はベヒシュタイン愛好家のウィルヘルム・ケンプが初来日した年で、日比谷公会堂の新交響楽団(現NHK交響楽団)との演奏会で貴志康一(指揮者)と、ベートーベンピアノ協奏曲3番と5番を共演し、その際にベヒシュタイン・コンサートグランドE型を弾きました。その年に生まれたこのKは80歳になりましたが、巨匠の名演が世代を超えて受け継がれていくように、このピアノも時代の香りを今の世代、そして次世代まで引き継いでいきます。純真な音色と澄んだ響きを愛するお客様には、ぜひ一度試して頂きたい上質なグランドピアノ・・
ベヒシュタインK(1936年製)のご試弾はこちらよりお申込みくださいませ。
お問い合わせ:赤坂ベヒシュタイン・センターa

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